わたしがもっと素敵になる、くらしとお金のヒント
  第24話 「NISA」はちょっと敷居が高い…そんなコツコツ派こそ必見!
       「つみたてNISA」ってどんなもの?

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第24話 「NISA」はちょっと敷居が高い…そんなコツコツ派こそ必見!  「つみたてNISA」ってどんなもの?

(写真=Oyls/Shutterstock.com)

資産運用のために株式投資などを始めてみたいけど、知識もないしちょっと不安……という人もいるでしょう。そんな投資初心者に注目してほしいのが「つみたてNISA」です。プロが選んだものを少額、長期、積立、分散投資でき、運用益も非課税といううれしいこの制度。特長や注意点などについてご説明します。

■つみたてNISAの利用者はどれくらい? どんな特長があるの?

「つみたてNISA」とは、簡単にいうと少額での積立投資や分散投資を対象とした非課税制度のことです。言葉はよく聞くけど、実際利用している人は多いの? そもそも一般的な株式投資などとどこが違うの? と思う人もいるでしょう。そこでまずは、つみたてNISAの現状や特長について見ていきましょう。

●口座数は100万口座を突破! 利用者の中心は30〜40代

つみたてNISAを始める場合、まず専用の口座を開設しなければなりません。つみたてNISAは2018年の1月にスタートし、その口座数は2018年12月末時点で早くも100万口座を突破しました。

つみたてNISA利用者の年齢層を見てみると、40代が全体の26%ともっとも多く、次いで30代が24%。30〜40代の利用者が特に多いことがわかります。なお増加率に注目してみると、2018年の6月末から9月末の3ヵ月間では、50代がもっとも高く30.2%、次いで20代が28.4%です。定年前の世代はもちろん、若い世代にもつみたてNISAを始める人が増えてきているといえます。

●つみたてNISAなら少額・長期・積立・分散の投資ができる


招き猫

複数の人から資金を集め、専門家が代わりに株式などを購入し、その収益を投資者に還元する商品のことを「投資信託」といいます。つみたてNISAでは、投資信託の中でも特に少額からできる長期の積立投資や分散投資を対象としているのが特長です。分散投資とは、銘柄・地域・時間を振り分ける投資のことです。少額投資や分散投資は比較的リスクが低いため、投資初心者でも安心して挑戦しやすいといえるでしょう。

毎月少額からの積立ができるので、「一攫千金を狙うのではなく、コツコツと資産を増やしていきたい」と考える人にもおすすめ。また、取り扱う銘柄自体はプロが選んでくれるので、めんどくさがりな人でも続けやすいのもメリットです。

■つみたてNISA制度の特長は?

続いて、つみたてNISAの制度内容についてご説明します。

●年40万円の投資までは利益が非課税

つみたてNISAの制度では、1年間で40万円までの非課税投資枠が設けられているのが特長。通常、株式や投資信託などの取引で利益が発生すると、基本的には「利益×20.315%」の税金がかかります。収益の約2割が、税金として引かれるわけです。一方つみたてNISA口座内で投資信託の取引をした場合、年間40万円までの投資に関しては、その収益に税金がかかりません。

たとえば年間40万円以内で投資信託を購入して、2万円の収益が出たとします。このとき通常の証券口座であれば、2万円×20.315%=4,063円の税金が発生。実際の収益は2万円−4,063円=1万5,937円となります。

一方つみたてNISA口座での取引であれば、税金がかからないので、4,063円分を得することになるのです。同じようにもし年間10万円の利益であれば、10万円×20.315%、つまり2万315円もの違いが実際の受け取り額に生じます。

●非課税となるのは最長20年まで

つみたてNISAで非課税措置が受けられるのは、購入から最長20年まで。なお通常のNISAの場合は、非課税措置を受けられる期間は購入から5年間で、つみたてNISAよりもかなり短くなります。その代わり通常のNISAの場合、投資信託に限らず株式なども対象で、非課税投資額も1年間で120万円までと高額なのが特長です。

なるべく手をかけず、なおかつコツコツと長期的に投資をしたいという場合は、つみたてNISAのほうが適しているといえるでしょう。

●購入できる商品は基準を満たす約170本

つみたてNISA口座で購入できるのは、金融庁が定めた条件を満たす商品のみ。たとえば公募株式投資信託であれば、「販売手数料がかからないこと」「分配頻度が毎月ではないこと」など、いくつか条件が決められています。このような条件を満たし、つみたてNISAの対象となっている商品は2019年10月時点で、公募株式投資信託166本、上場株式投資信託(ETF)7本の計173本です。

■つみたてNISAを始めるうえで気をつける3つのこと


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初心者でも比較的気軽に始めやすいつみたてNISAですが、実際に始めるうえで注意しておきたいポイントもいくつかあります。

●購入できるのは2037年まで

つみたてNISAは期間限定の制度で、利用できるのは2037年までです(2019年10月時点)。2037年中に購入した商品については、そこからさらに20年後、つまり2056年まではそのまま非課税措置を受けることができます。

●元本割れ=資産が目減りする可能性もある

つみたてNISAの対象である商品は、金融庁指定のものとはいえ、元本が保証されているわけではありません。投資信託やETFはうまくいけば高い収益につながりますが、増えないことや逆に元本割れ、つまり損失が出る可能性もあるのです。初心者でも始めやすい投資とはいえ、リスクがないわけではないと認識しましょう。

●通常のNISA口座とは併用できない

つみたてNISA口座は1人1口座までしか作ることができず、通常のNISA口座と併用することもできません。ただし口座内での取引を、通常のNISAとつみたてNISAとで1年単位で変更することは可能です。

■NISAは敷居が高いと感じる人はつみたてNISAを検討してみては

つみたてNISAは、少額からの長期的な投資に向いているのが特長。「NISAなどで国内株式を購入するのは、勉強も必要だし難しそう」と不安に感じる人こそ、投資信託が中心のつみたてNISAを検討してみるといいかもしれません。資産運用などを検討する場合は、ぜひ候補に入れてみてくださいね。


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