2021/7/6

あなたの健やかライフを応援! SBI生命の健康サポート
  第5話 スポーツでケガをしたらどうする? ケガを予防し備える方法を解説

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第5話 スポーツでケガをしたらどうする? ケガを予防し備える方法を解説

(写真=taka/stock.adobe.com)

趣味でスポーツを楽しんでいる人や健康維持・ボディケアのためにスポーツをしている人は多いでしょう。しかし、スポーツをする上で避けて通れないのがケガのリスクです。今回はケガのリスクとそれに備える予防策をご紹介します。しっかりと備えて、スポーツを思いっきり楽しみましょう。

■ケガをしやすいスポーツは?

スポーツの種目はさまざまですが、特にケガをしやすいスポーツはあるのでしょうか。

●ケガの発生率第1位はアメリカンフットボール

公益財団法人スポーツ安全協会のまとめた「種目別事故発生状況」によると、アメリカンフットボール、ドッジボール、ラグビー、柔道、ホッケーの順に多くのケガが発生していることがわかりました。アメリカンフットボールやラグビーなど、選手同士が接触や衝突するスポーツはケガのリスクが高まるようです。

●バスケやバレーなどの球技もケガが起こりやすい

バレーボール

ケガの発生率ワースト10位のうち、バスケットボールやバレーボール、野球、サッカー、ラグビーといった球技が5種以上含まれています。ケガの部位別に見てみると最も多いのが手指で、次に足関節が続きます。素手でボールを扱い、ジャンプや着地を繰り返すバスケットボールやバレーボールでケガが多いというのも納得ですね。

●突然死につながるケースも

スポーツでのケガは目に見えるものやすぐに痛みを感じるものだけではありません。頭に強い打撃を加える剣道などでは、突然死が発生するケースも。他にもランニングや水泳などさまざまな種目で突然死の事例が報告されています。スポーツ中やスポーツ後に違和感を覚えたら早めに病院で受診するようにしましょう。プレイ中に突然倒れた場合に備え、救急蘇生の行い方を学ぶことも大切です。

■スポーツでケガをしてしまう原因と対策

ケガ

スポーツによるケガには主に2パターンあります。打撲や骨折、靱帯損傷、脱臼などの外傷によるものと、繰り返し同じ動作をすることにより体の部位を痛めてしまうスポーツ障害によるものです。ところが、同じスポーツをしていてもケガをする人としない人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか。

●原因1. 事前の準備不足

ウォーミングアップ

普段運動をしていない人がいきなり運動を始めると転倒や筋肉痛などを起こしやすくなります。これらの原因は、筋肉の衰えや関節の柔軟性などが落ちていることを自覚しておらず、急に身体に負荷をかけてしまうからです。

・対策

事前の準備運動やウォーミングアップをすることで全身の血行を促す作用があります。筋肉を温めることで体への衝撃を受け止めやすくなり、ケガの予防に効果的です。また、血液を筋肉の隅ずみまで届けることで可動域が広がり、パフォーマンスの向上にもつながります。プレイするスポーツの動きに即したウォーミングアップを行うようにすると安心ですね。また、年齢とともに筋力なども低下していくので、現在の自分の体の状況を把握しておくとよいでしょう。

●原因2. 水分不足

ジョギングシューズとスポーツドリンク

スポーツで大量の汗をかくと、脱水症状に陥りやすくなります。脱水症が進行すると頭痛やめまいなどの症状、さらに最悪の場合は意識障害を引き起こす場合も。もしプレイ中にめまいなどで体勢を崩してしまったら、衝突や転倒などによるケガの原因になりかねません。

・対策

スポーツ中にふらついて転倒したことによるケガは、とても多く発生しています。健康に問題のない人でも気温や湿度の高い場所でプレイをしていると体調不良を起こす可能性があります。こまめに休憩を取ったり水分や塩分を補給したりすることを忘れずに行いましょう。

●原因3. 姿勢やスポーツにおける癖

腰にテーピングする男性

スポーツ障害とは、日々の反復動作のストレスが関節や骨などに少しずつ蓄積し、あるときに痛みとなって現れるケガのことです。個々の身体の特徴やプレイフォームの癖によって、負担がかかる箇所は変わります。

・対策

ケガは事前の準備次第で50%防げると言われています。プレイ時の姿勢や癖を矯正することで、症状を和らげたり予防したりすることが可能なので、自分が防ぎたいケガが「なぜ」、「どのように」起こるかをしっかり把握して、必要な機能を補ったり、誤った身体の使い方を見直したりするようにしましょう。また、睡眠不足や栄養バランスの崩れはパフォーマンスを著しく低下させる要因となります。健全な生活はケガをしにくい体作りに欠かせません。

■スポーツ中のケガに備える保険もある

スポーツ中のケガは誰もが経験する可能性があります。安心してスポーツを楽しむためには、もしもの場合に備えて保険に加入しておくのも良い方法です。自分がケガをした時の備えとして、スポーツ保険や医療保険を検討してみるのも良いでしょう。スポーツ保険には個人向けや団体向けのものがあり、普段スポーツをしていない人でも1日のみ加入できる商品もあります。

また、自分のケガだけでなく他人をケガさせてしまった場合に補償ができると安心です。入院保険や手術保険、賠償責任保険など保障は商品やプランによってさまざま。普段から保険などで備えていれば、もしもの時に慌てずに済みますね。

■しっかり備えて心おきなくスポーツを楽しもう

サッカーを楽しむ子ども達

スポーツにケガはつきものですが、ケガをする原因を把握し、事前準備を整えることで、ケガを防げることがわかりました。健康維持のためにも事前の準備を心掛け、思い切りスポーツを楽しみましょう!


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