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第6回 賢く選んでお得な旅行プランの立て方

第6回 賢く選んでお得な旅行プランの立て方

●「ツアー旅行」と「個人手配」は目的によって使い分ける

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夏の旅行シーズン到来! 旅の計画を立てるだけでもワクワクしますが、どこへ行くにもお金がかかりますよね。そこで今回は旅行に関して、お得なプランの立て方とか手配の仕方とか、おしえてもらえませんか?

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はい。旅行にまつわるお金の話は語りどころ満載ですね。
では旅行の手配について。海外でも国内でも、旅行会社が企画する「ツアー旅行」、交通手段と宿泊先を別々に自分で手配する「個人手配」、それぞれに利点がありますし、行先などケースバイケースで使い分けている人も多いと思います。

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「ツアー旅行」が安くなるのは、一定以上の購入を航空会社や宿泊施設に約束しているからです。多くの人が行くルートで、よく泊まるホテルというパターンだと、ツアー料金は安くなる傾向にあります。でも例えば1日1組か2組しか泊まれないようなバリ島のヴィラに泊まりたいなら、そもそもツアーで選べないケースもありますし、「個人手配」のほうが安く満足度を上げられる可能性が高まります。
私も手間を省きたいときは旅行会社に手配を依頼し、そうでないときは、交通手段も宿泊先も比較サイトを見て検討し自分で手配することが多いです。比較サイトで発見したホテルの公式サイトで宿泊先を予約することもあります。
海外に出るときには、航空券と宿泊先を別々に手配すると、意外に穴場が見つかるケースもあります。サイトによって手配できる部屋や費用が違ったりもするので、複数のサイトの情報を組み合せることで、もっとお手頃に旅立てるかもしれません。

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今はネットで様々な情報を得ることができるので、以前よりも格段に「個人手配」がしやすくなりました。ただ、個人では得られない情報が、旅行会社では得られることもありますし、「ツアー旅行」が必ずしも高くなるわけでもないので、旅行に行く度に、「個人手配」と「ツアー旅行」を並行して検討してみるとよいと思います。

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●「個人手配」はネットで 自分の最強ツールをみつけてみよう!

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なるほど。旅の目的に合わせて手配の仕方も選べばよいのですね。
先生が個人手配の場合に使う比較サイトなどにはどのようなものがありますか?

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航空券の購入では、格安航空券販売の専用のサイト(スカイスキャナー、エアトリなど)をよく使います。宿泊先予約では、アゴダ(東南アジアが得意)、エクスペディア、Hotels.com あたりも横断検索できるので便利。航空券も宿泊先も予約するならトラベルコ、トリバゴ が国内でも使いやすいしツアーも探しやすいですね。
色々使ってみて、自分に合うサイトをみつけるのが良いと思います。

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新幹線の購入では、東京より西に向かう場合は、JR西日本のエクスプレス会員になる、東や北に向かう場合には、JR東日本の「えきねっと」会員になると、お得な切符を予約・購入することができます。

●旅行手配の裏ワザ ツアーの活用、国外発の航空券の活用

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旅行の手配でほかに裏ワザとかあれば、おしえてください!

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はい。では2つご紹介します。
1つはちょっと意外なツアーの活用方法です。実家に帰省するときは、普通は航空券や新幹線のチケットしか取りませんが、宿泊代込のツアー代金のほうが航空券や新幹線の往復代金より安いというケースがあります。ツアーには宿泊がついていることが多く、そのプランを予約した場合、予約した宿には原則泊まらなければなりません。実家に泊まりたい場合は、宿泊が1泊だけで移動日をずらしたり延長できるプランを選ぶと使い勝手が良いですよ。

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もう1つは国外発の航空券を活用する方法です。
いわゆる繁忙期の料金は、日本の人が動く時期を考慮して設定しているので、日本発の飛行機が繁忙期料金で高い時期に、国外発のものだと安いことがあります。
例えば4月末から5月初めの日本のGWの時期にモルディブに行ったのですが、東京から上海に3時間半くらいで飛び、それから上海からモルディブに8時間くらい飛びました。
東京〜上海よりも、上海〜モルディブの区間のほうが圧倒的に長いですが、この時期は中国の何の行事にあたる時期ではないので、日本から直接飛ぶよりは価格の影響を受けにくく、比較的安い料金で航空券が購入できました。

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良いことを聞きました! いろいろ知っているとやっぱりお得なんですね〜
ありがとうございました。

★海外旅行の際、通貨や決済方法はどうやって選ぶ?
海外での決済には大きく3つの方法があります。
1)現金、2)クレジットカード、3)プリペイドカード、デビットカード
一般的にはクレジットカードがどの通貨でも使えてオールマイティで良いと言われています。先にお金を入れておいて使うプリペイドカードや、口座から残高が即時引き落とされるデビットカードは、クレジットカードより為替手数料が高めです。(クレジットカードの場合は1.63%など、プリペイドカードやデビットカードの場合は3〜4%など)
ただし、プリペイドカードやデビットカードの為替手数料は高いですが、反映されたレートがすぐわかるというのはクレジットカードには無いメリットです。
一方で、外貨預金をしている銀行口座から直接使えるデビットカードや、外貨預金から事前にチャージして決済に利用するプリペイドカードもあります。旅行に行くときの相場が112円とか円安になっていた場合には、その口座から、円高の102円の時に買ったドルを使うといったことも選択肢として生まれます。これはドルを使える国に行く場合には、有力な選択肢になりますが、ドルが全ての国に対応しているわけではないので、それ以外の場合にはクレジットカードが無難でしょう。
世界的にはキャッシュレス化が進んでいる傾向がありますが、現金決済の国もあります。日本であまり取扱いの無い通貨、マイナーな通貨は、現地に行ってから空港で両替するほうが、レートが良い傾向にありますね。

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◆風呂内亜矢氏(ファイナンシャル・プランナー)プロフィール◆

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士、全国銀行協会 金融経済教育活動懇談会委員
貯蓄80万円しかもたずマンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始め、2013年にファイナンシャル・プランナーとして独立。
テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。
『あさイチ』(NHK)、『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ)などのテレビ出演のほか、NIKKEI STYLE『マネー研究所』、読売新聞『OTEKOMACHI』、東洋経済オンライン等でコラムも連載中。
著書は『ほったらかしでもなぜか貯まる!(主婦の友社)』『超ど素人がはじめる資産運用(翔泳社)』など多数。




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