2020/11/29

わたしがもっと素敵になる、くらしとお金のヒント
  第36話 キャンプブームが再来?!
       お金をかけずにキャンプデビューする方法とは?

わたしがもっと素敵になる、くらしとお金のヒント
第36話 キャンプブームが再来?! お金をかけずにキャンプデビューする方法とは?

(写真=interstid/adobe.stock.com)

ここ数年、キャンプブームが再来しています。ひとりで気軽に行えるソロキャンプなど、楽しみ方もさまざまに広がり、これまでキャンプをしてこなかった人にも人気です。一方で、初期費用が高いイメージのキャンプは、いざ始めるとなると費用も気になるところ。そこで今回は、お金をかけずにキャンプを楽しむ方法についてご紹介していきます。

■キャンプブームが再来! おしゃれに楽しむ女性も急増中

日本では20年以上前に第1次キャンプブームが起こりました。数十年の時を経て、なぜ今再びキャンプ人気が高まっているのでしょうか?

●90年代の第1次キャンプブームはバブル崩壊がきっかけ?

第1次キャンプブームは1990年代、バブルが崩壊したことでホテルや旅館などに泊まるよりも経済的なレジャーとして人気を博しました。機能性を重視したアウトドアグッズを揃えて、マイカーに荷物を積み込んだファミリー層が、こぞってキャンプ場へと向かった時代でした。

●最新トレンドはSNS中心の「おしゃれキャンプ」

ガーランド

近年のキャンプブームは働き方改革などの恩恵を受け、生活にゆとりが生まれたことから、再び注目が高まりだしました。人気を後押ししているのは「SNS」です。おしゃれなガーランド(紐に連続するオブジェを並べて付ける装飾品。例:逆三角の旗など)やインテリアで彩るテント、美味しそうなキャンプご飯などの投稿は、これまでキャンプをしてこなかった若者や女性達の興味を集めています。90年代は機能性重視だったアウトドアグッズも、今ではデザイン性重視のおしゃれなものが増えるなどの変化も見られます。

■キャンプでお金がかかる理由とは?

初期費用が高いイメージのキャンプですが、実際は、どんなものにお金がかかるのでしょうか?

●キャンプ初心者なら最低5〜8万円の予算を! テントや寝袋などの道具一式

キャンプ初心者が必要なアイテムを一式揃えると、最低でも5〜8万円前後は必要になるでしょう。おしゃれで機能性が高い有名ブランドのアイテムなどでは、テントだけで3万円程度かかる場合もあり、中には10万円前後の高級テントもあります。そうなると、キャンプ道具一式にかかる金額はさらに高額になっていきます。また他にも、クーラーボックスや寝袋、調理道具、バーベキューコンロやバーナー、焚き火台やイス・テーブル、ランタンなど、必要な道具はたくさんあります。

●車はキャンプ場までの移動に必須! ガソリン代や高速代も意外な盲点となるので注意

テントと車

多くの荷物が必要なキャンプには車も必須。格安のレンタカーの場合でも、軽自動車を24時間借りると6千円前後の費用がかかります。

また、忘れてしまいがちなガソリン代や高速代。目的地に応じて高速道路などの有料道路を利用する場合もあるので、必要予算を考える際には忘れないように試算しましょう。

●泊まりなら3食分は必要! 料理の食材費や燃料費も必須費用

野外で食事をするためには、その材料費も必要です。1泊するのであれば、最低でも朝昼晩の食材や飲み物の準備が必要でしょう。またその他に施設利用料、炭や薪などの燃料にも数千円かかる場合があります。ついつい忘れがちですが、それらも意外と費用がかかります。

■お金をかけずにキャンプが楽しめる! 5つのおすすめ方法

最近のキャンプは、初期費用をかけなくても楽しめる方法が増えています。どのような方法があるのでしょうか?

●その1.無料のキャンプ場や公営キャンプ場へ行く

自治体や町が運営している無料キャンプ場や公営キャンプ場を利用すると費用を抑えることができます。施設によっては無料であっても予約が必須なところもあるので、事前にチェックしておきましょう。また無料のキャンプ場は設備が最低限だったり、管理人が常駐していなかったり、人気のキャンプ場は混雑している場合があるので、施設選びをする際には施設内容をしっかり確認してください。

●その2.道具をレンタルする

キャンプ道具

道具はレンタルでまかなうことも可能です。キャンプ場で必要な物だけを借りるのはもちろん、最近は「ソロキャンプセット」や「ビギナーセット」など、1泊2日で1万5,000円前後から道具一式を借りられるサービスもあります。ネットで予約すれば、自宅またはキャンプ場で道具の受け取りと返却ができるので便利です。レンタルなら購入に比べると安価に抑えられるので、キャンプが一気に気軽なレジャーへと変わりそうですね。

●その3.調理道具は持参する

バーベキューコンロつきのキャンプ場を利用し、そのほか必要な調理道具は家にあるものを利用するというアイデアも。たとえば、フライパンや菜箸、包丁など、調理に必要になるアイテムはいつも使っている物を持参することで余分な出費を抑えられるでしょう。

●その4.場所は近場にする

近場を選べば、レンタカー代やガソリン代、高速道路にかかる費用も安く済むため経済的です。これまでキャンプは遠出が必要なレジャーと考えられていましたが、都市部から近い場所でもキャンプに行ったような気分を味わえる施設なども増えています。

●その5.農家直売所で材料を調達する

キャンプ場近くにある道の駅など、農家が直接持ち込んだ野菜が販売されているお店を利用することで、材料費を抑えられるケースもあります。また、直売所の野菜は値段に対しての量が多い場合もあり、大人数で集まるときにも安心ですね。

■お金をかけなくてもキャンプを楽しめる時代がやってきた!

夜のキャンプ場

初期費用がネックとなりやすかったキャンプですが、昨今はさまざまなサービスが充実しているため、お金をかけずに楽しめるレジャーへと変わってきています。ぜひこの機会に、自分に合った方法でキャンプデビューしてみてはいかがでしょうか?


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