わたしがもっと素敵になる、くらしとお金のヒント
  第3話 持ち家と賃貸 自分に合っているのはどっち?

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第3話 持ち家と賃貸 自分に合っているのはどっち?

(写真=g-stockstudio/Shutterstock.com)

マイホームを持つほうがいいのか、賃貸のほうがいいのか…多くの人が迷う住宅の問題。「どちらがいいのだろう?」と悩んでいる人はお金の問題以前に、「自分がどんな生活を送りたいのか」から考えてみてはいかがでしょう。

■日本人の3/4はマイホーム派

国土交通省の平成29年度の『土地問題に関する国民の意識調査』によれば、「土地と建物を両方とも所有したい」と考えている人は、男性が全体の78.0%で女性が73.6%。日本人のほぼ4人に3人が持ち家志向であると言えます。特に30代以上になって収入が上がってくると、「そろそろマイホームを」と考える人も少なくないでしょう。『平成29年度住宅市場動向調査報告書』 でも、戸建て・分譲マンションいずれの場合も、30代・40代で購入した人がもっとも多く、全体の約70%を占めています。

マイホーム

持ち家のメリット・デメリットは?

多くの人が望む持ち家ですが、マイホームを所有することには、メリットもあればデメリットもあります。

まずは金銭面から見ていきましょう。持ち家は資産として残ることがメリットとして挙げられます。住まいがすでにあるので、リタイアした後の家賃の心配をする必要もありません。また、現在は一般的に住宅ローンの金利が他のローンの金利よりも低く設定されているため、マイホームを購入しやすい状況と言えるでしょう。

一方で住宅を購入するには、頭金などでまとまったお金が必要です。火災保険や地震保険など、購入金額以外の諸費用も発生します。戸建てではなく分譲マンションを購入した場合も、管理費や修繕積立金などの支払いが必要です。住宅を購入したからといって、支出は「ローンの返済だけ」ではないので注意しましょう。

金銭面以外ではどうでしょうか? 賃貸の場合は最後に原状回復を求められるため、リフォームが難しい場合が多いですが、持ち家ならリフォームを自由にできるというメリットがあります。壁紙などを変えて、自分好みの理想の部屋を作っていく楽しみもあります。

デメリットとしては、ライフスタイルの変化があっても賃貸ほど簡単に住み替えができない点が挙げられます。また持ち家の場合は長年住むことが多いため、ご近所とのコミュニケーションも不可欠です。

同じ持ち家でも、戸建てにするか分譲マンションにするかで変わる点があります。たとえばマンションの場合は管理費や修繕積立金を支払わなければなりませんが、外壁や建物周辺の整備・修理などを管理会社に任せることができます。そのほか、マンションではペットの頭数が制限されていたり、大型犬がNGであったりと、戸建てに比べて自由がきかない面もあります。

戸建かマンションか

■賃貸のメリット・デメリットは?

それでは賃貸を続ける場合は、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

金銭面では、マイホームを購入すると一般的に「住宅ローン=債務」を背負うことになりますが、賃貸の場合は月々の家賃さえきちんと支払えば、負債が生じることはありません。年収が下がってしまった場合でも、家賃の安い物件に移るなど、引っ越しが持ち家よりも簡単にできるので、万が一の場合のリスクも少ないと言えるでしょう。

一方、毎月それなりの家賃は支払っていても、持ち家のように資産として残らないという点は、賃貸のデメリットと言えます。

金銭面以外では賃貸の場合、引っ越しもしやすく、その土地に縛られない分、持ち家ほど深い近所付き合いが必要ないため、一人で悠々自適に暮らしたい人には向いています。しかし、改築したり壁に穴を空けるなどのリフォームができない、ペットが飼えないところもある、など持ち家に比べると自由が制限されます。

また家賃を支払続けなければならないため、持ち家所有者に比べて老後の不安も大きいという心理的な面も挙げられるでしょう。

■自分のライフプランに合った選択を

最後に持ち家と賃貸のメリット、デメリットについてまとめてみましょう。

メリデメ 持ち家 賃貸
メリット ・資産として残る
・住宅ローンの金利が低く、購入しやすい現在の状況
・リフォームなどが自由にでき、自分の理想の空間を作ることができる
・債務を背負うことがない
・自分の経済状況に応じて比較的簡単に住み替えることができる
・ご近所との深いコミュニケーションが必須ではない
デメリット ・住宅ローン=債務を背負うことになる
・住宅ローンを組むためにまとまったお金が必要
・住宅ローン返済以外の諸費用も必要
・住み替えが簡単にできない
・ご近所とのコミュニケーションが不可欠
・資産として残らない
・家賃を支払続けなくてはならないため、老後の心理的不安が大きい
・リフォームがしづらく、自由が制限される

「将来を考えて持ち家を」と思う人は少なくないですが、住宅購入が必ずしも正解とは限りません。

たとえば、ライフステージに合わせて理想の住まいにリフォームしたい、今の場所が気に入っていてその地域に住み続けたいなら、持ち家が適しているでしょう。一方、将来地元に帰る可能性がある人や、近所付き合いが煩わしいと感じる人、結婚や転勤・転職による引っ越しが予想される人には、賃貸のほうが合うでしょう。

ライフスタイルは人それぞれ。「持ち家、賃貸どちらがいいか?」と悩んだら、支払いのシミュレーションだけでなく、「今後自分がどういう生活を送りたいか」を考慮するべきです。自分に合う賢い選択をして、ぜひ理想の暮らしを実現させてくださいね。


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